おかずのいらないコシヒカり「つばめ返し」を直売する小さな米農家です。何気ない日常と農作業をアップしています。
Author:阿部文吉
百姓はもうやめよう。
米作りなんて俺の代で終わりだな。米価は下がる一方だし、農機具を買う金もないし、セガレは東京で所帯を持ったし・・・そう思って60から始めた米つくり。でもどうせやめるならトコトンやってみようと始めた米作り。従来は農協の言うがままにやっていました。満足のいくコシヒカリは出来ませんでした。鳥またぎ米と呼ばれていました。西に米作りの名人がいると聞けば飛んでいき、東にあの人の米はうまいよと聞けばジッと田んぼを観察して自分の田んぼで試しました。当初は失敗の連続でした。そんな米作りを変えたのはスーパーや弁当工場からでる食物残さから作った魚ボカシ肥料と、2020年に巡り合った酒かすです。米は稲からとれる。稲は根から水と養分を吸い上げ体を作ってゆき、葉っぱから二酸化炭素を吸い太陽の光を浴びて光合成を行いデンプンを作り米を稔らせてゆく。「美味しい米は稲が作る」その手助けをしてる小さな米つくり農家です。